利用の手引き

データベースの凡例

本データベースにおける資料区分

1. ハザードマップと関係資料
本データベースでは,地図,冊子体などの形態を問わず,ハザードマップあるいは防災マップとして公開されたものを「ハザードマップ」と呼び,解説資料や関連資料及び,試作版のハザードマップを「関係資料」と呼んでいます.

2. 全体版と地域版
火山は島嶼部を除き複数の自治体が境界を接することが多く,火山ハザードマップも複数の自治体や関係機関が協力して作成されている場合が多くみられます.そのため,1つの火山体でも様々なハザードマップや関連資料が作成されています.そこで,本データベースでは,ハザードマップ及び関連資料を全体版と地域版に区分しました.全体版とは,1つの火山体に関連する全ての自治体等の住民を対象にしたもの,地域版とは,1つの火山体と関係する一部の自治体の住民等を対象にしたものと定義しました.例えばハザードを示す部分は全ての自治体に共通していますが,避難所や発行所,連絡先の情報が自治体毎に異なるものは, 地域版に分類しています.

「火山ハザードマップデータベース収録リスト」の記載方法について

1. 並び順

  • 本リストは火山番号順に並んでいます.なお,ここで用いる火山番号,火山名は日本活火山総覧第4版(気象庁, 2012)に,火山活動度のランクは日本活火山総覧第3版(気象庁, 2005)によっています.
  • 各火山では,全体版から地域版へ,各資料区分の中ではハザードマップから関係資料へと並んでいます.なお,該当する資料がない場合は省きました.
  • 同種の資料では,新しい発行年が先行します.
  • 複数の地域版がある場合,発行機関で国都道府県市町村の順に並び,同じ市町村レベルでは順不同としています.

2. 項目説明

  • 共通;〈 〉内は編集上補った情報です.
  • 地方名;全国を北海道,東北,関東・中部,九州の4つに分かれています.
  • 火山番号,火山名;日本活火山総覧第4版(気象庁, 2012)によっています.
  • 火山活動度ランク;日本活火山総覧第3版(気象庁, 2005)によっています.
  • ハザードマップ名 及び ハザードマップ関係資料名;資料名は閲覧用ファイルにリンクしています.
  • 資料サイズ,形態等;資料の原寸もしくは形態を表します.
  • 資料種別;資料の種類を以下の英数字組み合わせで表現しています。 1:全体版 or 2: 地域版, h: ハザードマップ or m: 関係資料
  • 印刷用;PDFファイルの大きさをMBで表しています.解像度はおよそ300-400dpi程度です.解像度が300dpiを下回る画像を含む場合は▼印を数字の前に入れています.解像度が判別できないデータは, 印刷品質を保証できない場合があるので△印を数字の前に入れています.
  • 発行機関;資料に記載された発行機関.記載が無いものは,「企画」,「問合せ先」を記載しています.なお,市町村合併による名称変更(2013年4月末現在)については,新名称を優先して記載し,資料に記された旧名称は括弧をつけ,〈←○○〉のように記しています.
  • 発行年;発行年は西暦に統一しました.記載のない場合は「記載無」と表現した上で,事務局が発行機関や他の資料から確認した情報を〈 〉内に記載しています.
  • 噴火警戒レベルの説明(気象庁);気象庁が発行する各火山の噴火警戒レベルのリーフレットにリンクしています.

3.ファイル名について
「火山ハザードマップデータベース」のファイルには次の仕組みで名前がつけられています. 【例】\05atosa_1h01-H.pdf
[火山番号+火山名略称]_[1: 全体版 or 2: 地域版][h: ハザードマップ or m: 関係資料]通し番号2桁-[L: 低解像度 or H: 高解像度]

印刷時の注意

大型資料の分割スキャニングと資料サイズについて

印刷の方法

火山学会作成データベースの大型資料の一部には,頁割り(一つの資料を情報毎に分割してスキャニング)したものがあります. そのPDFは,閲覧の際同じサイズに見えても,元資料サイズが異なる場合があります. 例えばA0サイズの資料を,A1の地図1点,A3の地図1点,A4の情報6点に分けてスキャンしている事があります.

また,元資料が冊子の場合,スキャン画像には元資料サイズ,見開きサイズ,及び両サイズが混在している事もあります.

これらのケースでは,各頁のサイズや用紙の向きが異なりますので,印刷する際には注意が必要です.

同じ用紙サイズに印刷するには,[印刷]の[ページ処理]で,[ページの拡大/縮小]を[用紙に合わせる]にセットし,自動回転と中央配置にチェックを入れます. 原寸で印刷する場合は,[ページの拡大/縮小]を[なし]にセットし,自動回転と中央配置のチェックをはずしてください.

なお,防災科学技術研究所で元資料から頁割りが確認できたものについては,火山ハザードマップデータベース収録リストに復元するための情報を付加しました.

解像度について

元資料サイズが大きなものについて,一部印刷用ファイルの解像度が300dpiを下回る画像を含むものがあります.その場合,リストの印刷用ファイル欄の数字の前に▼をつけました. また,PDFファイルやCD-ROM収録データなど解像度が確認できないものは△をつけました.

大型資料復元のための情報

頁割りのルール

大型資料を元の頁割りで復元したい場合「頁割り」の情報をご利用ください.頁割りのルールは次の通りです.

1. 大型資料で折図の場合,基本サイズによる区分を頁割り頁として割振っています.基本サイズは,元資料サイズを片面の頁数で等分した大きさです. したがって,元資料サイズが A1で片面頁数が8なら,基本サイズA4で元資料を区分しています.両面の場合,基本サイズは表裏同じサイズになります.

一つの情報を示す画像が複数区分にまたがっている場合は,その画像が何区分目を使用しているかで頁が表現されます.区分は資料を全面開いた状態で左上から右下に向かって番号を振っています. 1画像毎の区切りは'/'です.

例えばA0横片面の元資料で左部にA1縦(A4-8枚分)の地図1画像,右部にA3縦(A4-2枚分)の地図1画像とA4横で6画像,計8画像のPDFの場合,その頁割りは,1,2,5,6,9,10,13,14/3,7/4/8/11/12/15/16と表現されます(下図参照).

2. 折図の場合,表紙が1頁目にこない場合や上下が逆に印刷されている場合,両面印刷の場合があります.そのため,下記のとおり補助記号を頁の前に入れました. なお,両面印刷でどちらも表面の場合は,区別のために「表」「裏」を防災科学技術研究所でつけました.

ページ割のイメージ
〔補助記号凡例〕
  • 表面;無印
  • 上下逆;r
  • 変形サイズ;n.s.
  • 頁割り無;-
  • 裏面;b
  • 表紙頁;f
  • 頁割り情報無; n.a.

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背景画像:桜島と鹿児島湾奥(南日本新聞社,撮影:2013年4月22日)